【ネタバレ注意】 『不思議の国でアリスと -Dive in Wonderland-』の一口感想
何はともあれ、予告について
「ルイス・キャロルによる『不思議の国のアリス』を基にした世界で主人公安曇野りせとアリスの冒険を描く」ということは伝われど、肝心の就活生としての苦悩や「好き」への思い等、主題への導火線となる要素の存在や前提として現代社会を舞台とした物語であることが理解しづらい予告になっていることは否めないと感じた。実際に鑑賞時、冒頭のシーンは良い意味で肩透かしを食う形となった。何か改良の余地、有りかも?
何はともあれ、ラストシーンについて
衝撃のマネタイズ。AR技術を駆使したイマーシブ・フォート的施設では済ませず、一回性を延長させ個々人に最適化されたアリスを授ける財団の遠大な事業、恐れ入る。婆ちゃんの遺産、恐るべし。
そうは言っても
肥えた豚の戯言はここまでにして、普遍の童話を基にした物語なだけあり老若男女におすすめできる作品だと思います。また、芸能人の声優起用は何かと叩かれがちですが、違和感等々は全くなく流石の達者ぶりでした。また気が向いたら、一口感想を今回のように認めていきたいものです。